最近は、クライアントの方も「生きづらさ」について、ご自身で勉強されている方が多く、
「親のせいでこうなった」
と、言われる方が多くいらっしゃいます。
ちょうど休業中ということもあり、思い切って書いてみようと思います。
確かに、親御さんの言葉や態度で、幼い頃に心に傷を抱えたまま大人になってしまったのは事実だと思います。
ですが、「親のせいでこうなった」と、言ってしまうのはどうなんでしょう?
当たり前のことですが、100人いれば100人の、ものの考え方や価値観があります。
言い換えれば、あなたは世界の中で、宇宙の中で、たった一人の人間なんです。
例えば、親御さんが、幼いあなたに対して傷つける言葉や態度を取ってしまったとします。
それに対して、
「自分が悪い」と、思うのか
「今度から気をつけよう」と、思うのか
「嫌われているのかな?」と、思うのか
「また、何か言ってるな」と、思うのか
「うるさいなぁ」と、思うのか
それは、人それぞれ。
つまり、
「親のせいでこうなった」ではなく、
「親の態度や言動に対して、そう思ってしまった」のが原因なんです。
分かりやすく言うと、「勘違い」してしまったんです。
だって、仕方ないですよ。
あなたは幼かったんですから。
親御さんだって100人いれば、100人の考え方や価値観がある。
良いところがあれば、悪いところだってある。
長所だって思うところが、他人から見れば短所の場合もある。
逆に、短所だって思うところが、実は長所だって場合もある。
誰から見ても完璧な人って、この世にはいない。
完璧ではない親御さんの言葉や態度に傷ついてしまって、幼いあなたは、「だったら、傷つかないために、これからはこうしよう」と、「勘違い」をしてしまった。
その「勘違い」を「正しい」と思い、大人になった今でも、それを続けてしまっている。
それが、「生きづらさ」の原因。
「勘違い」なら、その「誤解」をといて、あなたが思う生き方をすればいい。
...何が正しい生き方って?
それは、あなたが決めてください。
あなたは、世界の中の、宇宙の中の、たった一人の人だから。
あなたしか出来ない最高の生き方は、あなたしか知らないのだから。
もし、なかなか見つからない場合、ご相談ください。
それが、本来のカウンセラーの仕事だと、私は思っています。
...と、言っても今は、休業中なんですけどね(笑)
HP